ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年 映画部ワタナベアカデミー賞

昭:2019年もあとわずか。やっとここまでたどり着きました。ご挨拶が遅れました。我々プレゼンターの『当方の心に住む男女キャラクター、昭と和(あきらとかず)』です。 和:今年は年内に感想文が終了しないかと思ったね。最終怒涛の駆け込み更新。正直やっつ…

映画部活動報告「マリッジ・ストーリー」

「マリッジ・ストーリー」観ました。 「アダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンが夫婦?それはまあ何と豪華な。」 劇団の主宰者で舞台演出家のチャーリーと女優のニコール。出会って恋に落ちて。公私を共にし、誰もが認めるベストカップル。結婚して…

映画部活動報告「この世界の(さらにいくつもの)片隅に

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」観ました。 2016年公開作品『この世界の片隅に』。 こうの̪̪史代の同名漫画を片淵須直監督・脚本、MAPPA制作の長編アニメーション作品。 第二次世界大戦末期の昭和19年。広島から呉にある北條家に嫁いだ18歳のすず。…

映画部活動報告「カツベン!」

「カツベン!」観ました。 かつて映画には『無声映画(=サイレント)』という時代があった。 しかし日本では無声映画という時代はなかった。 なぜなら『活動弁士』という存在があったから。(言い回しうろ覚え) 活動弁士(通称カツベン)。 約100年前。活動映画と…

映画部活動報告「ジュマンジ/ネクスト・レベル」

「ジュマンジ/ネクスト・レベル」観ました。 冴えない男子高校生、スペンサー。寄せ集めの落ちこぼれ仲間、マーサ、ブリッジ、ベサニーと共にひょんな事から『ジュマンジ』という冒険RPGゲームに吸い込まれ。 ゲーム内の、元々とは似ても似つかわしくないキ…

映画部活動報告「殺さない彼と死なない彼女」

「殺さない彼と死なない彼女」観ました。 「すべての眠れぬ夜に捧ぐ」 Twitterから誕生した、同名4コマ漫画(作者:世紀末)の実写映画化作品。 「死にたい」が口癖の女子高生鹿野なな(桜井日奈子)と、無気力でぶっきらぼうなクラスメイト小坂れい(間宮祥太朗)…

映画部活動報告「ドクター・スリープ」

「ドクター・スリープ」観ました。 「あの呪われたホテルでの惨劇から40年。再び奴らが目を覚ます。」 「スティーヴン・キング原作。スタンリー・キューブリック監督『シャイニング』の続編。」(注:キングがキューブリックの映像化作品について非難轟々だ…

映画部活動報告「第三夫人と髪飾り」

「第三夫人と髪飾り」観ました 19世紀の北ベトナム。絹の里を治める大地主の元、第三夫人として嫁いだ14歳の少女メイ。 一夫多妻制の時代。聡明でエレガントな第一夫人には一人息子が。妖艶で美しい第二夫人には三人の娘が居たが。一族にはさらなる男子の誕…

映画部活動報告「アナと雪の女王2」

「アナと雪の女王2」観ました。 「なぜ、エルサに力は与えられたのかー。」 2013年公開のディズニーアニメ長編映画作品『FROZEN』。日本では『アナと雪の女王』として公開。社会現象を巻き起こす大ヒットとなり、劇中歌の「ありの~ままの~」という歌声を聞…

映画部活動報告「最初の晩餐」

「最初の晩餐」観ました。 父が亡くなった。 久しぶりに家族と親戚が集ったその夜。通夜振る舞いは『目玉焼き』で始まった。 構想7年。脚本も手掛けた、常盤司朗監督作品。 東家。父・日登志(永瀬正敏)が闘病の末亡くなった。東京から帰省した、カメラマン…

映画部活動報告「ひとよ」

「ひとよ」観ました。 2004年5月、雨の夜。母は父を殺した。子供たちのために。 「ねえ聞いて。母さん、父さんを殺しました。」「あんたたちはもう何にもおびえなくていい。自由に生きたらいい。」 出頭しそのまま逮捕。刑期を勤め上げた後、消息不明のまま…

映画部活動報告「解放区」

「解放区」観ました。 ドキュメンタリー映像作家を夢見るスヤマ。小さな制作会社に所属し、理不尽な人間関係や実際の制作現場に悶々としながら下っ端ADとして働く日々。 ある引きこもり男性と家族を取材した現場で。対象者に対する態度や過剰で意図的な演出…

映画部活動報告「CLIMAX クライマックス」

「CLIMAX クライマックス」観ました。 フランス。1996年。雪に閉ざされた建物。 有名な振付師に選ばれた22人のダンサー達。公演に向けての最終リハーサルを終えて、打ち上げパーティーが始まった。そこで振る舞われたサングリア。 皆で浴びるように飲み、歓…

映画部活動報告「IT/イット THE END " それ"が見えたら、終わり。」

「IT/イット THE END"それ"が見えたら、終わり。」観ました。 1989年メイン州デリー。田舎町で起きた、連続児童失踪事件。犯人は子供たちの恐怖心につけ込んで現れていた殺人ピエロ、ペニーワイズ。 冴えないクラスのはみ出し者。そんな7人の少年少女=ルーザ…

映画部活動報告「108~海馬五郎の復讐と冒険~」

「108~海馬五郎の復讐と冒険~」観ました。 売れっ子脚本家の海馬五郎(松尾スズキ)。ある日、元女優で妻の綾子が不倫をしている事をSNSから知ってしまう。 憤慨し、離婚してやると息巻く五郎。しかし離婚をしてしまうと財産分与で1000万綾子に渡さなけれ…

映画部活動報告「楽園」

「楽園」観ました。 吉田修一『犯罪小説』から『青田Y字路』と『万屋善次郎』を主に抜粋、構成。瀬々敬久監督作品。 青田に囲まれたY字路で起きた、少女失踪事件。それから12年。未解決のままだったその場所で再び子供が失踪した。 当時行方不明になった少女…

映画部活動報告「ブルーアワーにぶっ飛ばす」

「ブルーアワーにぶっ飛ばす」観ました。 30歳。新進気鋭のCMディレクター、砂田(夏帆)。東京で日々仕事に明け暮れ。自宅には優しい夫が待っているけれど。仕事仲間かつ不倫相手(ユースケ・サンタマリア)とも腐れ縁状態で続いている。一見満ち足りている…

映画部活動報告「スペシャル アクターズ」

「スペシャル アクターズ」観ました。 『カメラを止めるな!』去年社会現象まで巻き起こした映画作品。上田慎一郎監督の劇場長編第二弾長編映画作品。『スペシャル アクターズ』。 売れない役者、和人。警備会社で働きながら細々と役者活動を続けていた。 あ…

映画部活動報告「ボーダー 二つの世界」

「ボーダー 二つの世界」観ました。 スウェーデン・デンマーク後援。アリ・アッパシ監督作品。 税関職員のティーナ。違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける能力を持つ。 ある日の勤務中。いかにも怪しそうな旅行者ヴォ―レと出会うティーナ。本能的に何かを感じ…

映画部活動報告「午前十時の映画祭 時計じかけのオレンジ」

「午前十時の映画祭 時計じかけのオレンジ」観ました。 1971年公開。スタンリー・キューブリック監督作品。1962年アンソニー・バージェスが出した同名小説の映画化。 「超有名な作品。キューブリック監督没後20年を記念して今回の午前十時の映画祭公開に至っ…

映画部活動報告「WEEKEND ウィークエンド」

「WEEKEND ウィークエンド」観ました。 イギリス。2011年公開のアンドリュー・ヘイ監督作品。 金曜日の夜。一夜の相手を求めてクラブに立ち寄ったラッセル。そこで出会ったグレンを連れ出す事に成功、共にラッセルの自宅に帰宅した。 そうして始まった週末。…

映画部活動報告「JOKER ジョーカー」

「JOKER ジョーカー」観ました。 架空都市ゴッサム・シティ。 市の衛生局がストライキに突入。市の至る所にゴミが積み上げられ、不衛生。 長期化し、希望の兆しが見えない不景気は格差社会を加速させ。人々の精神を荒ませる。治安も悪化。 完全な機能不全に…

映画部活動報告「サタンタンゴ」

「サタンタンゴ」観ました。 ハンガリーの巨匠、タル・ベーラ監督作品。1994年公開(日本公開は今回が初)。 準備期間9年。2年に及んだ撮影、完成まで4年。まさかの7時間18分作品。 全編モノクロ。ほとんどが雨模様。長時間作品でありながらカット数150(つ…

映画部活動報告「ホテル・ムンバイ」

「ホテル・ムンバイ」観ました。 2008年11月26~29日。インドムンバイの幾つかの公共機関を中心に同時発生したテロ。172~174人死亡。239人が負傷。犯行集団はイスラム過激主義を掲げる若者複数名。ほぼ全員が射殺され、結局どういう人物や組織が介在し指揮…

映画部活動報告「アド・アストラ」

「アド・アストラ」観ました。 「地球から遥か32億キロ離れた、太陽系の彼方で消息を絶った父。だが、父は生きていたー人類を滅ぼす脅威として。人類の未来を掛けた"救出”ミッションの行き先はー」 (公開前に入手したチラシからそのまま抜粋) ジェームズ・…

映画部活動報告「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ 」

「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」観ました。 主人公のケイラ。中学生活も後一週間で終わり。 同級生の間で行われた人気投票で「学年で最も無口な子」という賞に選ばれた。見た目も地味だし、から回ってばかりで人とうまく付き合えない。 何…

映画部活動報告「メランコリック」

「メランコリック」観ました。 昔ながらの佇まい。庶民の憩いの場。そんな銭湯『松の湯』。 昼間は銭湯。けれど…夜は殺人現場だった。 単館系映画でありながら非常に高評価。「『カメラを止めるな!』以来のマイナー傑作邦画作品。」「長編第一作目の新人監…

映画部活動報告「アス」

「アス」観ました。 ジョーダン・ピール監督作品。 1986年アメリカ。サンタクルーズ。 夏期休暇。一家でバカンスに訪れたアデレード。まだ幼い少女。 父母と三人家族。夜の遊園地に訪れたアデレードは、両親が目を離した隙に姿を消した。 両親が再びアデレー…

映画部活動報告「感染家族」

「感染家族」観ました。 韓国発、ゾンビ映画。 甘々のラブ、最早人間技ではないアクション、ノワール、エトセトラ、エトセトラ…そして昨今目立ってきた社会風刺モノ。兎に角全方位振り切ったテンションでお届けする(あくまでも当方の主観)韓国映画作品群。…

映画部活動報告「フリーソロ」

「フリーソロ」観ました。 2019年度米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞。その他幾多もの賞を受賞したドキュメンタリー作品。 「命を守る、ロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登る『フリーソロ・クライミング』その若きスター、アレックス・オ…