ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

2018-01-01から1年間の記事一覧

映画部活動報告『SHOCK WAVE 爆弾処理班』

『SHOCK WAVE 爆弾処理班』観ました。 香港映画。アジアのトップスター、アンディ・ラウ主演兼プロデューサー作品。 香港警察『爆弾処理班』。その中でもトップクラスの処理能力を持つチョン警官(アンディ・ラウ)。 爆弾を使う犯罪グループに潜入。一気に…

映画部活動報告「追想」

「追想」観ました。 2007年発表。イギリスの作家イアン・マーキュアンの小説『初夜』。 ドミニク・クック監督にて映画化。 『所謂成田離婚(新婚旅行後即離婚する事)』『婚姻時間六時間だった夫婦』の物語。 1962年。新婚ほやほやのカップル。二人は若く、…

映画部活動報告「カメラを止めるな!」

「カメラを止めるな!」観ました。 2018年。今年夏の社会現象と言っても過言ではない化け物映画。『カメラを止めるな!』。 ENBUゼミナール発。上田慎一郎監督作品。(ENBUゼミナールと言えば、当方は2014年『殺人ワークショップ』白石晃士監督作品を連想し…

映画部活動報告「最初で最後のキス」

「最初で最後のキス」観ました。 イタリア。イヴァン・コトロネーオ監督作品。 アメリカで実際に起きた事件を基に、イヴァン監督が書いた小説を自ら映画化した作品。 イタリアのとある地方都市を舞台に。男女三人の高校生の友情と恋。その眩しいまでの輝きと…

映画部活動報告「7号室」

「7号室」観ました。 韓国。寂れた路地にある、潰れかけの個室DVD店。 元々店に思い入れがある訳では無い。なので店を立て直すつもりなんてさらさら無い。連日地元不動産屋に足しげく通い。この店を、自分が購入した時より少しでも良い条件で売り飛ばしたい…

映画部活動報告「ウインド・リバー」

「ウインド・リバー」観ました。 アメリカ。ネイティブアメリカンが追いやられた『ウインド・リバー』。 雪深い僻地。その雪の大地で見つかった少女の遺体。 FBIから派遣された女性捜査官ジェーン・バナー。しかし雪山など初体験の彼女。その過酷な自然環境…

映画部活動報告「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」観ました。 押見修造の同名漫画の映画化。 主人公の大島志乃。志乃の高校入学の朝から物語は始まる。 身支度をしながら何度も「初めまして。大島志乃です。」と自己紹介の練習を繰り返す志乃。と言うのも、彼女は吃音症…

映画部活動報告「ストリート・オブ・ファイヤー」

「ストリート・オブ・ファイヤー」観ました。 『ロックンロールの寓話』 米1894年公開。ウォルター・ヒル監督作品。 互いに未練を残す元恋人。流れ者トム・コーディをマイケル・パレ、ロック歌手エレンをダイアン・エレン。 陸軍上がりの元女軍人マッコイを…

映画部活動報告「グッバイ・ゴダール」

「グッバイ・ゴダール」観ました。 ジャン=リュック・ゴダールの二番目の妻。アンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説の映画化。 1968年。当時20歳そこそこであった主人公アンヌ。パリ在住の哲学科の大学生。恋人はゴダール。当時37歳。言わずと知れた有名映…

映画部活動報告「スウィンダラーズ」

「スウィンダラーズ」観ました。 韓国。実際に起きたマルチ商法詐欺事件がモチーフとなった作品。 稀代の詐欺師、チャン・ドゥチルが死亡したというニュースに揺れた韓国。 チャンが率いていたマルチ商法に依る被害者数は甚大な数に上り。自殺者も続出。なの…

映画部活動報告「ジュラシック・ワールド /炎の王国」

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」観ました。 1993年。『ジュラシック・パーク』劇場公開。 「恐竜を見たい」人類の願望を実現させた恐竜の島。商業施設『ジュラシック・パーク』誕生。しかし相手は恐竜。当然人間と分かり合えるはずもなく。そこでは多く…

映画部活動報告「菊とギロチン」

「菊とギロチン」観ました。 瀬々敬久監督作品。189分。 大正末期。関東大震災の頃。実在した女相撲と、大阪発祥のアナーキー集団「ギロチン社」との出会いと交流を描いた作品。 瀬々監督が『女相撲』と『ギロチン社』をテーマに練った構想30年の渾身の作品…

映画部活動報告「君が君で君だ」

「君が君で君だ」観ました。 松居大悟監督オリジナル作品。 好きで好きで好きで仕方ない。そんな相手が出来た。だから俺は彼女が好きなモノになる。 彼女が好きな音楽は尾崎豊。だから俺は尾崎(池松壮亮)。彼女が好きな俳優はブラッド・ピット。だから俺は…

映画部活動報告「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」観ました。 1973年。当時の女子テニス女王ビリー・ジーン・キング29歳と、1938年に年間グランドスラムを達成し国際テニス殿堂入りのボビー・リッグス55歳による『バトル・オブ・ザ・セクシーズ=テニス男女対抗戦』が行われ…

映画部活動報告「マッド・ダディ」

「マッド・ダディ」観ました。 それは突然始まった。 ニコラス・ケイジ主演。 アメリカ郊外。一軒家に住むブレント一家。サラリーマンの父。専業主婦の母。生意気な女子高生の姉。こまっしゃくれた未就学児童の弟。四人家族。 取り立てて問題がある訳じゃ無…

映画部活動報告「V.I.P.修羅の獣たち」

「V.I.P.修羅の獣たち」観ました。 韓国映画。「もし北から亡命させた最重要人物(V.I.P.)が殺人事件の容疑者だったら?」 北朝鮮と韓国。先ずは北朝鮮で起きた猟奇殺人とその容疑者。しかし彼は北朝鮮の金庫番の息子(V.I.P.)。彼は北では裁けないと。CIA…

映画部活動報告「ブリグズビー・ベア」

「ブリグズビー・ベア」観ました。 アメリカ。コメディユニット『GOOD NEIGHBOR』のメンバーが監督・脚本・主演。 両親と三人。シェルターで暮らすジェームズ。25歳。 最早この世は世紀末。汚染された地球から守られた我が家で。時々外をぼんやり眺める以外…

映画部活動報告「告白小説、その結末」

「告白小説、その結末」観ました。 フランス。デルフィーヌ・ド・ヴィガン著『デルフィーヌの友情』を。巨匠ロマン・ポランスキー監督が映画化。 私小説で人気をはくしたが、現在絶賛スランプ中の女流作家デルフィーヌをエマニュエル・セニエが。デルフィー…

映画部活動報告「メイズ・ランナー 最期の迷宮」

「メイズ・ランナー 最期の迷宮」観ました。 2015年。たった半年の間に公開された『メイズ・ランナー』『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』 「主人公トーマス。目が覚めたら見知らぬ場所。そこは少年ばかりのコミュニティ。辺り一面壁に覆われた、閉鎖された…

映画部活動報告「それから」

「それから」観ました。 「これはまあ。なんという公私混同が生んだ作品…。」 韓国の名匠の一人、ホン・サンス映画監督。 彼の現在のファムファタール、キム・ミニ。今作以降も幾つもこのタッグでの作品公開予定が告知された劇場予告編。 「キム・ミニからど…

映画部活動報告「修羅の華」

「修羅の華」観ました。 韓国ノワール作品。 韓国奇跡の美魔女、キム・ヘス。少し前『グッバイ・シングル』という彼女の作品を観た際、予告編を見て気になっていた、韓国で2017年に公開された作品。 大企業ジェチョルグループの会長秘書、ヒョンジュン(キム…

映画部活動報告「万引き家族」

「万引き家族」観ました。 是枝裕和監督。第71回カンヌ国際映画祭パルムドール賞受賞作品。 東京下町の汚い一軒家に住む柴田家。五人家族。家主の初枝(樹木希林)、日雇い労働者の治(リリーフランキー)と、クリーニング工場で働く妻の信代(安藤サクラ)…

映画部活動報告「レディ・バード」

「レディ・バード」観ました。 「これは…最近で言うと『スウィート17モンスター』や『勝手に震えてろ』等のこじらせ女子がもがく…。『げに恐ろしき自意識の壁よ!』映画」 watanabeseijin.hatenablog.com 2002年。カリフォルニア州サクラメント。片田舎のカ…

映画部活動報告「デッドプール2」

「デッドプール2」観ました。 「これは…ファミリー映画だ。」 前作で「これは恋愛映画だ。」と思った当方。続編の『デッドプール2』は完全なファミリー映画でした。 元々は末期のがん患者のウェイド。彼がマッドサイエンストに依って不老不死のミュータント…

映画部活動報告「ファントム・スレッド」

「ファントム・スレッド」観ました。 イギリスの大御所俳優、ダニエル・デイ=ルイスの引退作品。 ポール・トーマス・アンダーソン監督。 1950年。ロンドン。オートクチュール専門の仕立て屋、レイノルズ(ダニエル・デイ=ルイス)。 彼の作るドレスには数…

映画部活動報告「ゲティ家の身代金」

「ゲティ家の身代金」観ました。 1973年。イタリア、ローマで発生した実在の誘拐事件。 当時世界一と評された石油王、ジャン・ポール・ゲティ。彼の孫、ジョン・ポール・ゲティ三世が1973年7月に誘拐された。身代金要求は1700万ドル(約50億円)。発生当初は…

映画部活動報告「友罪」

「友罪」観ました。 薬丸岳の同名小説を。『64 ロクヨン』の瀬々敬久監督で映画化。 ジャーナリストの夢を諦め、とある町工場で見習いとして働き始めた益田(生田斗真)。同じ日から働きだした鈴木(瑛太)。 街工場の持つ寮に揃って入寮。隣同士の部屋にな…

映画部活動報告「29歳問題」

「29歳問題」観ました。 香港。2005年初演。キーレン・パン作、演出、主演(一人二役)舞台『29+1』。 その後13年に渡って再演され続けている作品を。彼女自身が脚色、監督。 キャリアウーマンのクリスティと、夢見がちなティンロ。 2005年4月3日に。同じく…

映画部活動報告「ランペイジ 巨獣大乱闘」

「ランペイジ 巨獣大乱闘」観ました。2018年5月18日金曜日。ランペイジ公開日。当方にとってのXデー(職場の歓迎会)。 昨今の酒呑みに対する社会からの圧力。及び自身が他人との酒宴よりも自宅の一人呑みに安住の地を見出しており。酒に酔って自身では制御…

映画部活動報告「孤狼の血」

「孤狼の血」観ました。 「これは『アウトレイジ』に対する東映の答えですね」ー古舘伊知郎ー 「最早現代の日本に『ノアール作品(暴力映画)』は存在しない」 当方の属する、たった二人の映画部で。時折語られる、『日本ノアール作品絶滅説』 「深作欣二監…