ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

映画部活動報告「怪物はささやく」

「怪物はささやく」観ました。 アメリカ=スペイン製作。同名小説(児童文学)の映画化。J・A・バヨナ監督作品。 「何か微妙な感じのポスター。でも気になる。何しろ『パンズ・ラビリンズチーム』製作作品」 もう多分、これまでのギレルモ・デル・トロ監督作…

映画部活動報告「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」観ました。 2017年米アカデミー賞。主演男優賞。脚本賞受賞作品。 「しみじみと胸に染み渡る」「必ずしも人は無理やりに前進しなくても良いんだと思った」「兎に角素晴らしい」 公開後。一気に溢れた皆さま絶賛の声。何故…

映画部活動報告「光」

「光」観ました。 すっかりカンヌ映画祭の常連。河瀬直美監督最新作。 映画の音声ガイド製作会社で働く主人公、美佐子。 現在もとある映画作品の音声ガイドを製作中。出来上がった試作品を、実際に視覚障害のあるモニター数名に観て(聴いて)もらい、彼らか…

映画部活動報告「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」

「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」観ました。 ダークなイタリア映画。 「街のしがないゴロツキが。大切な女性、守りたいものを見つけて。そして心に傷を負って。孤独なヒーローになっていく」 日本が誇る漫画家永井豪の「鋼鉄ジーグ」日本では1975年~1976年の…

映画部活動報告「バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート」

「バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート」観ました。 失恋した女子。いつだってそう。駄目な男に引っかかって、結局は馬鹿みたいな終わりを迎える。そんな女子マーサ。 失恋して。盛大に落ち込んで。でもそんな舌の根も乾かない内に出会ったイカレた男性。…

映画部活動報告「メッセージ」

「メッセージ」観ました。 「ある日それは突然現れた。世界のうち12の場所に。12の巨大なばかうけが」 「ばかうけには見えませんよ」真顔の当方。そんなおふざけは金輪際いいとして。 アメリカ。言語学者のルイーズ。大学講師でもある彼女。ある日突然現れた…

映画部活動報告「トンネル 闇に鎖された男」

「トンネル 闇に鎖された男」観ました。 韓国。主人公のジョンス。車で走行中。 トンネルに入ってしばらく経った時、まさかのトンネル崩落事故に遭遇。車ごと生き埋めになってしまう。 スマートフォンは無事。電波も繋がった為、自力で救助を要請。しかしか…

映画部活動報告「スプリット」

「スプリット」観ました。 誕生日会の帰り。 誘拐された3人の女子高生。犯人の男は、何と23人格を持つ多重人格者だった。 M・ナイト・シャマラン監督最新作。 「シャマラン完全復活」当方がこの作品鑑賞後、映画部部長に送ったメール。高まる映画部長。 「シ…

映画部活動報告「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOL.2(リミックス)」

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOL.2(リミックス)」観ました。 宇宙海賊ピーター。アライグマ(にさせられた)ロケット。女戦士ガモーラ。怪力ドラックス。「アイアムアグルート」しか言わないベビー・グルート。 前作で。宇宙を救った彼等。チー…

映画部活動報告「はらはらなのか。」

「はらはらなのか。」観ました。 原ナノカ。12歳。もうすぐ13歳。芸能事務所に所属する子役だけれど。最近は伸び悩み。オーディションも不合格ばかり。 産まれた時にお母さんと生き別れ、お父さんと二人暮らし。最近お父さんの地元に引っ越してきた。 お母さ…

映画部活動報告「人生タクシー」

「人生タクシー」観ました。 イラン。ジャファル・パナヒ監督の、フェイクドキュメンタリー映画。 イランの首都テヘラン。流しのタクシーを走らせるのはパナヒ監督。 女性教師といわくありげな男性。交通事故に遭った夫とその妻。海賊版レンタルDVD業者。金…

映画部活動報告「マイ ビューティフル ガーデン」

「マイ ビューティフル ガーデン」観ました。 イギリス。ガーデン映画。 兎に角ポスターが。予告での風景が。美しくて。 こう見えて(どう見えて?)草花を愛する精神を持ち合わせる当方。勿論こんな素敵なガーデンライフを送っている訳ではありませんが。時…

映画部活動報告「フリー・ファイヤー」

「フリー・ファイヤー」観ました。 総監督マーティン・スコセッシ。監督は「ハイ・ライズ」のフリー・ラーソン。 「今回の作品を作るにあたって、FBIの関係資料を山程読み漁った。結果、人は銃ではなかなか死なない事を知った。この作品では、そんな人間…

映画部活動報告「笑う招き猫」

「笑う招き猫」観ました。 清水富美加、松井玲奈のW主演。飯塚健監督作品。 互いに27歳。かつて同じ大学に在籍し。22歳でコンビを組んで早5年。未だに若手。いまいち売れない女漫才師の「アカコとヒトミ」 家が金持ちのアカコ(松井玲奈) 売れない芸人とは…

映画部活動報告「メットガラ ドレスをまとった美術館」

「メットガラ ドレスをまとった美術館」観ました。 NY.。メトロポリタン美術館(MET) アートとファッションが融合する、年に一度のイベント。『メットガラ』 「ファッションは芸術か?」 美術業界でも賛否両論。何かと低く見られがちな美術館服飾部門。…

映画部活動報告「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」

「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」観ました。アメリカ。絵本作家であり、人形作家であり、園芸家であり。「スローライフの母」と呼ばれたターシャ・テューダー。その彼女を追ったドキュメンタリー映画。バーモンド州のド田舎。息子に作ってもらった小…

映画部活動報告「まんが島」

「まんが島」観ました。「キツツキと雨」などの脚本を手掛けた、守屋文雄監督初作品。どこかの東京。の無人島。「まんが島」「マンガ家以外の立ち入りを禁ずる」売れない中年漫画家五人。まんが島にて暮らす彼ら。 ある時は漫画に打ち込み。ある時は飢え。ネ…

映画部活動報告「バーニング・オーシャン」

「バーニング・オーシャン」観ました。2010年。アメリカ史上最大規模の。メキシコ湾原油流出事故の映画化。「ディープウォーター・ホライズン」という海底石油掘削施設にて、掘削パイプが折れた事から原油流出が発生。126人の作業員の内17名が負傷。11名が命…

映画部活動報告「スウィート17モンスター」

「スウィート17モンスター」観ました。ネイディーン17歳。子供の時からずっと勝ち組の兄を持ち。比べて、自分は変わり者で負け組だと自覚。母親は不安定。唯一の理解者であった父親はネイディーンが11歳の時他界。 時が経って。すっかりイケメンになった兄。…

映画部活動報告「パージ:大統領令」

「パージ:大統領令」観ました。2013年公開となった「パージ」 今作がシリーズ3作目。 本国アメリカでは2016年、正に大統領選真っ最中に公開されて話題となった。どこかのアメリカ。「一年に一日、19時から翌朝7時までの12時間。殺人を含む全ての犯罪が合法…

映画部活動報告「タレンタイム~優しい歌」

「タレンタイム~優しい歌」観ました。マレーシア。2009年に公開された、ヤスミン・アフマド監督作品。公開同年にまさかの急逝。遺作となった作品。ある高校で開催される事になった「タレンタイム」所謂演芸コンテスト。7周年の今回。7人の演者がオーディシ…

映画部活動報告「ハードコア」

「ハードコア」観ました。「目が覚めた?さあ始めよう!」イリヤ・ナシュラー監督作品。ロシア+アメリカ共同制作。全編FPS(一人称シューティング)スタイルのアクション映画。主人公のヘンリー。デフォルメされた手術室(っぽい部屋)で目覚めたら、目の前…

映画部活動報告「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」

「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」観ました。1991年に公開されたエドワード・ヤン監督作品。1961年。台北で実際に起きた、未成年の少年による殺人事件。それをモチーフとした、驚異の3時間56分。伝説の映画。4Kレストア・デジタルリマスター版として…

映画部活動報告「暗黒女子」

「暗黒女子」観ました。 ミッション系女子高の文学サークル。夏の定例闇鍋朗読会。暗闇の中で闇鍋をつつき。その後めいめいのオリジナル小説を朗読する。 私語は禁止。大人しくお話しを聴いて。拍手で終了。 ここに集った5名の部員達。今回の闇鍋朗読会のテ…

映画部活動報告「ムーンライト」

「ムーンライト」観ました。アメリカ。黒人。貧困層。スラム街。母子家庭。母親の薬物依存。同級生達からの虐め、偏見。頼りになる、父親的存在を得て。初めて温かさに触れた。そして別れ。 次第に目覚めていく自身のセクシャルティ。ゲイであるという事。た…

映画部活動報告「SING/シング」

「SING/シング」(字幕版)観ました。 3Dアニメーションもここまで来たのか。完全に舐めていた当方を。ボロボロに泣かせた作品。とある動物たちの国で。幼少時劇場の魅力に魅せられた事から、現在その劇場支配人に収まっているバスター(コアラ) でも今の劇…

映画部活動報告「キングコング 髑髏島の巨神」

「キングコング 髑髏島の巨神」観ました。1973年。アメリカがベトナム戦争撤退を表明宣言したその日。特殊研究組織(実態はモンスターハンティング)のランダは未開の地「髑髏島」地質調査の公約を取り付ける。そして集められた傭兵のコンラッド(トム・ヒド…

映画部活動報告「アシュラ」

「アシュラ」観ました。韓国映画祭り。「お嬢さん」「哭声」そして最終作品「アシュラ」 韓国ノアール枠。つまりは暴力映画。しかも全力の。架空都市「アンナム市」 街の利権を牛耳る市長。都市再開発事業を推進。カリスマ性を持つ市長の裏の顔は何処までも…

映画部活動報告「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」

「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」観ました。 「妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。」 昨年日本公開された「永い言い訳」と同じテーマを扱ったアメリカの作品。30代のエリートサラリーマンの主人公。美しい妻と二人暮らし。子供はなし。二人…

映画部活動報告「愚行録」

「愚行録」観ました。貴井徳郎の同名小説を石川慶監督で映画化。エリートサラリーマン。美人妻。一人娘。理想的な田向一家を襲った、一家殺人事件。犯人は未だ捕まらず、事件は迷宮入り。 事件から一年。雑誌記者田中は再び事件を調べ始める。聞き込みに向か…