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ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「さようなら」

「さようなら」観ました。


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とある日本。

国内の原発がある日次々に爆発、炎上。
日本は住めない国になり、国民は総難民化した。
救済を名乗り出た国々に、順番に避難する人達。そして避難待ちの人達。

幼い時に日本に移住した、白人女性の主人公。
(詳細不明の)死に行く病を抱える彼女と、幼い時からずっと一緒に居たアンドロイド。恋人。避難を待つ友人。

マツコロイドを作った、石黒浩氏がアンドロイドを制作。

まあ…。これは、当方の勝手な感想ですから…。

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何故こんなにテンポが悪いのか。

アンドロイドは想像以上にナチュラルに動き。淡々とはしているけれど、話し方も悪くない。

白人女性も、流暢では無いけれど、聞き取りにくい日本語では決して無い。

新井浩文は相変わらずのカメレオンぶり。今回は、途中までは優しい彼氏を好演。

歯切れが悪くなりますがね。

原発。難民。避難。差別。在日。病気。
生と死。人間と機械。

多くの興味深いテーマをぶっ混みながらも、全てがふんわりとした扱い。

そこは個人が深めなよ!と言われたとしても…ちょっと提示が中途半端で放り投げている感じ。否めず。

窓辺のソファーのシーンが多く。そこで眠り。話し。セックスし。そして生を終える。

外に見える景色は秋冬で、それが終末感や、単純に侘しさを演出しているんですがね。

窓が空いている。風が吹き込んでいる。そこに眠る白人女性。何故か裸で眠る白人女性。

「寒いやろう!服を着なさいよ!」

二人で語らう夜のソファー。その後ろにうつる、カーテンを閉めない窓。落ち着かねえ~。

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(写真は昼間ですがね)

昔。引っ越したけれど、カーテンが間に合わず。全く眠れずに過ごした一夜を思い出す当方。夜だって、外の光が。外灯や家の明かりだけじゃ無くて、月の光とか結構気になるんやぞ!(真っ暗じゃないと眠れない、遮光カーテン派)

詳細不明の病気で生を終える主人公と、古くなっても、壊れない限り終わらないアンドロイドの世界。

その、静かな世界をベースに固めたら良いのに…。

「金持ちばっかりが選ばれるんだよ!」避難者リストからあぶれたと騒ぐ若い男性。
「アフリカ!アフリカ!」と言いながら、妙なテンションで踊る村上虹朗の下手さ。
新井浩文の変な携帯電話。
盆踊りからの何故かのバンド登場。

何…これ。

そして、新井浩文扮する彼氏のどう解釈するべきが分からない行動。

いや。映像の美しさや、侘しさは凄い伝わったんですがね。ラストシーンも寧ろ好きですよ。

何だか…。とても興味深いテーマだったので、観る前から当方の脳内であれこれ考えすぎたんですかね。

やるせなさで一杯で、劇場を後にする当方。確かにさようなら。