映画部活動報告「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」観ました。
ジョージ・ミラー監督。
1979年。「マッドマックス」誕生。殆どがカーチェイスのカリスマ映画。その後計3部作を制作し、1985年以降沈黙。
30年の月日を経ての新作。
ジョージ・ミラー監督が、その間「ベイブ」等のほんわか映画を撮っていた事は、最近またクローズアップされていて。
「えっと。えっと。…唯一出来る物真似…。ベイブやります。」
大人しい職場の先輩女性が、苦しいながらも披露して下さった「ウォウウウォウォ~。」という甲高い豚の歌声。
思い出すと、当方の心のやらかい所を今でもまだ締め付けます。
「マッドマックス最高!」「アドレナリン出っぱなし!」「でっかいことは良いことだ!」等々。
巷では、基本的には全面肯定の熱い感想で溢れており。
当方も同じクチではありますが、同じ事をしてもあれですし。
と言っても、車にも、あのファッションにも、北斗の拳にも疎いので、えらそうな事も言えないし。
まあ、纏まるかは分かりませんが…。散文的に「狂った人やもの」について書こうと思います。
★まず内容。
「マッドマックス」の今回の話の内容については…「でん!して戻る!」。
この単純さ。でん!について?お手元のデバイスで調べたらいいんじゃないですかね?
関西?の子供が遊びで言う言葉ですよ。
気になるんなら、映画を観たら良いんですよ。(強気)
★当方の居た映画館。
120分の内、90分位はカーチェイスなんですがね(あくまでも当方の体感時間)。
始めの「マックスが砂漠で拉致される」時点で、視界の左で老夫婦が荷物を持ち退室。
「奥様には辛かったのだろう…。」としみじみしたのも束の間、小走りに席に戻るご主人。あまりの早さに、「出口直ぐにいたスタッフに、妻を渡して走って帰って来た!」という彼の少年性を確認。
カーチェイスや、爆破でどこからともなく聞こえる薄ら笑い。どこからか聞こえる鼻息。
なかなかの劇場の一体感。
★ジョージ・ミラー監督。
当方は、全くの勉強不足でしたが。ジョージ・ミラー監督って、救急医やったんですね。納得。
いや、医療とカーチェイスは関係無いですがね。
「誰とは言わないが、こういう映画を撮らせたら無駄に血を散らすであろう」というのが無い好感。
輸血袋という発想。
「えっ!流石に適合もせず、て言うか相手を確認もせずに輸血って!死ぬぞ…って、マックスO型か!」
「健康な子供を産める健康な子産み女」という発想も、なかなか出来ないですよ。
★車達。
車に詳しくない当方ですが。まあ、流石に狂った車とカーアクション満載。
まあ…言わざるを得ないですよね。あの「仲間の士気を上げる為に爆音で太鼓とギターを演奏しているやつ」
ギターから火が出るとはいえ、何の攻撃をする訳でもなく、ひたすら狂った様に全力で演奏しているだけ。
あれは痺れるよなあ~。
狂気って、度を超すとかっこよさしかないよ。
て言うか…。全体的に、あんなスタントをして、誰も死んでいないって‼どんなプロ集団なんだよ。(リアル界の話ね)
★イモータン・ジョー
どういうビジュアルなの?こういうの、日本人でやるとしたら…石橋蓮司しか居ないんじゃないの?
とんだカリスマ性を持つ、圧倒的な悪役。
でも、何だか根っから悪い奴では無いんですよね。女も子供も大切?にしてるし…。
あくまでも彼なりなんで、女達とは分かり合えませんがね。…まあ…そうでしょうがね。利己的過ぎますから。
まあ、語りだしたらきりがないんですよね。マッドマックスは。
★当方
前日。とんだどんちゃん騒ぎとなった酒宴故で死んでいた午前中の当方。
「だが…。どうしても…マッドマックス初日祭りには参加したい…。」
文字どおり、体を引きずっての参加。最早zombieテイストの当方。酒焼けのがらがら声でチケットを求める当方。
狂気。
最低な体調で参戦した当方の、唯一のアドバイス。
「打ちのめされるから、それなりに万全の態勢で観に行った方が良いぜ!」
震えながらパンフレットを購入。直帰。夕飯と風呂もおざなりで寝るしかありませんでした。
「ちょっと!ちょっと喫茶店行こう!話したい事は一杯有るけれど、取りあえず落ち着いて何か飲みたい!」
立っているのもやっとの当方の後で、わちゃわちゃと盛り上がるモテない系の男子二人。(他人)
当方の心に吹き荒れる砂嵐。
長くなりましたが。マッドマックスは、今年の夏祭りとして観るべき映画。
そして…。パンフレットも読みごたえのある内容。買うべき。
意外と女子にもうけそうな気はしますので。…いかにもひ弱な女子で無ければ!
余多の人に、祭りを!