ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「エージェント・ウルトラ」

「エージェント・ウルトラ」観ました。

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田舎町に住むコンビニ店員の主人公。
麻薬で何回も逮捕歴のあるジャンキー。でも根は優しくて…というか、なよなよと頼りなくて。

しっかりとした彼女とはラブラブで、結婚したいと思っている。

だから、最高のシチュエーションでプロポーズを!とハワイ旅行を企画したのに。何故か町を出ようとすると発症してしまうパニック障害

何だかうだつの上がらない、そんな主人公が覚醒したら…。

「彼は実はCIAの諜報員だった。」

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主人公のジェシー・アイゼンバーグ

「ああ。「ソーシャルネットワーク」のあいつか…。」

いけすかない、明らかにコミュニケーション障害の天才を演じた。あの。

「何故?何故今は彼かっこいい扱いをうけているのか?」解せない当方。

当方の言う男前論はまた機会がありましたらですが。少なくとも彼はかっこよくは見えない当方。
ただ、役通りのちょっと足りないけれど優しい男子には見えましたがね。

「あの日。寒い夜の鍋パーティー。」

当方にはかつて、たいそう可愛い後輩女子とペアを組んでいた時代があって。
その彼女に恋をしていた、なよなよ系男子。それを知り、取り持つ当方。
そして実現した、なよなよ系男子宅での鍋パーティー。(3人で)

温かい鍋。温かい部屋。酒。疲労にて、なよなよ系男子のベットに寝てしまう後輩女子。
その傍らで、酒を片手に何故か男子たるもの。ダンディズムを語る我々。

「だからね!僕はいつも女子っぽいって言われるんですがね!男なんですよ!」
「知ってるよ‼だから…だから黙って帰っていい?」「駄目!帰らないで!」

結局、彼女の寝顔を携帯カメラに収めた我々。
(その後、「モテキ」でまんまその行動が出てきて、思わず笑った当方。)

そのなよなよ系男子にそっくり過ぎて…ビジュアルが。勝手な都合ですが、何だか話にすんなりなじめなかったですね。

(因みに、たいそう可愛い後輩は別の男性と結婚。今や、たいそう可愛いお母さんです。なよなよ系男子も、幸せになったと風の便りで聴きました。…結局、結局今も一人は当方だけだ!)

話が大きく外れました。

しかし「僕がCIA⁉」「私はCIAだ」「私もCIA」CIAの大安売り。誰も彼もがCIA。つまりは仲間内のごたごたなんですね。

かつて、前科のある若者に諜報員としての訓練を施し。
成果を上げたと思われていたその作戦に、大きな落とし穴が発生。闇に葬られた。彼等は記憶を操作され、一市民として街に戻されていたが…。

CIAの一員が企む危ない動き。(我ながら雑な言い方…。)それを阻止出来るのはウルトラ作戦だけ。

意外とバッキバキのアクションをするんですが。ハワイアン音楽がバックに流れるのもあってか…いや、何よりやっぱり主人公の憎めないおとぼけキャラのお陰でハードに見せないんですね。

無表情で俊敏に動いて、相手が倒れてからおろおろ。みたいな。

流石に終盤のホームセンターの死闘は見物ですが。

ところで。

完璧と目される彼女。クリステン・スチュアート。

「ああ。先日のアクトレスにも出て居られた…。」

いつTバック姿を見せるかと思いましたが。(当方はトワイライトシリーズは永遠の未見)

ちょっと影があって、頭は良くて。でも結局は若いお姉ちゃん。歳を重ねたら重みが出るのかなあ…。

あんまり…作中で語られる聡明さを…感じないんですよね…。勝手ながら。


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まあ、双方の持つ雰囲気から「バカップル感」はビシビシ伝わりました。しかも憎めない系の。

脚本家の前作。「クロニクル」が余りにも嵌まりまくった当方。て言うか、あれはAKIRA世界とPOV感が気持ちよすぎたから。そんなの…嫌いになんてなれないよ!

それと比べたら、今作は完全にお馬鹿な方向に振りきりましたが。

兎に角楽に!全身の力を抜いて楽しめる。何も考えなくて、ハッピーな気分になれる。

そんな作品でした。