ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「スカイスクレーパー」

「スカイスクレーパー」観ました。
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「香港。3500フィート(1066mm)の超高ビル『THE パール』。」「そこで起きた、人為的大火災!」「ビルに取り残された妻と二人の子供」「果たしてそこの唯一の住民、ウィルは愛する家族を救い出すことが出来るのか⁉」

 

皆様大好き、ドウェイン・ジョンソン=ロック様の無茶振り無双シリーズ

 

カリフォルニア・ダウン』では「最早相手は執拗に地球を壊すなにかだ」と地震とはかけ離れた災害エンターテイメントを見せ。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』では中身はオタクな少年を演じ。

ランペイジ 巨獣大乱闘』では「貴方もまた巨獣だ」。そして「両手を拘束している結束バンドを引きちぎった‼」というさりげなく見せた馬鹿力に目を見張り。

 

そんな「いつだって危機的状況。けれど彼は死なない…ロック様だからな‼」という無敵マッチョ俳優。ドウェイン・ジョンソン

 

今回は香港にそびえる、超高層ビル(スカイスクレーパー)『THE パール』が舞台。

 

超高層ビルって…。」顔をしかめる当方。特に今年、日本が地震だ台風だと自然災害に見舞われた事を思うと。住みたくない物件ですが。「猫となんとかは高いところに登りたがる」なんですかね?

権力の象徴=高層マンション最上階の住民。

 

かつてはFBI人質救出部隊のリーダーだったウィル。しかし悲しい雪山での事件からFBIを退職。その時の爆発に依って片足も失い義足。けれど。

事件をきっかけに知り合った現在の妻との間には双子を授かり。

『危機管理コンサルタント』として香港で一家穏やかに暮らしていた。 『THE パール』に。唯一の先行住民として。

 

香港の新進気鋭の実業家、ジャオが今最も注力している超高層ビル『THE パール』。

下には商業施設。そして高層部分は住宅マンションとして分譲予定。安全最終確認行程まで進んでいた。

 

「ビルの安全管理システムを24時間以内で分析して欲しい。これが君のビルアクセス権限コードだ。」

ある日。ジャオに呼ばれ、タブレットを渡されるウィル。受け取りジャオと別れた途端、襲われタブレットを奪われ。

 

そして件のタブレットからハッキング。幾つかのシステムをロック操作した上、『THE パール』に火が放たれる。

 

ご丁寧に解説するのはここまで。後はひたすら「ロック様が体一つで火の中へ‼」「幅跳び世界記録更新!」「敵の陣地に飛び込んだ‼」「奇跡に次ぐ奇跡‼」「高速で落下するエレベーターで当方の意識ならば即落ちるだろう」等々の連続。

 

結局は「ジャオに言いたい事があるんなら、どこかの山奥とかでやってくれませんかね?」というアウトロー連中の仕業なんですけれどね。「あんたたち。大迷惑。」

 

そしてそんなアウトロー連中に言いたい。ビル管理システムに潜り込める技術をプラスにしてマトモなビジネスに生かすとかさあ?…だって少なくともウィルの所属する管理システムよりは上なんでしょう?パスワードさえ入手出来たらあそこまで暴れられるって事は。

 

そしてジャオよ!部下が敵対勢力に通じているって事は、貴方への忠誠心が無い=不満があるって事やんか。何なんですか?残業代とかボーナスとかきちんと払って無いんですか?休みあげてないんですか?変にマニアックなビル作って大満足って…ワンマンになってないですか?オー人事に通報されますよ。

 

まあそんなチャチャは良いとして。

 

「ロック様は死なない」その鉄板ルールがあるから。多少ドキドキしようとも、まあどうにかなるだろうと言い聞かせ。「色んな所で色んな無茶やってんな~。」としみじみ。

 

後「スポンサーに粘着テープ会社が居るのか?」と疑ってしまうくらいの粘着テープ映画。傷を圧迫止血し、まさかのビルアクションにまで使用。「粘着テープは万能だ。」この台詞、CMにしても良いくらい。

 

超高層ビルの最上階にミラーハウス。ジャオの遊園地みたいな趣味や、「そのスマホ話、始めにしてたな~。」なんて些細な伏線もまさかの回収。所々変な部分は「ロック様の無双っぷりを観に来たんやろ‼小さい事でガタガタ言うな‼」と一喝。

 

「さあそして次。ロック様は一体どんな無茶振り無双をみせてくれるのか。」

 

そんなリクエストにいつまで答えるのか。

期待する反面、ロック様もアクション俳優達と同じ泥沼に進んでいる様に見えて。心配もしている当方です。