ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「ジュラシック・ワールド /炎の王国」

ジュラシック・ワールド/炎の王国」観ました。
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1993年。『ジュラシック・パーク』劇場公開。

「恐竜を見たい」人類の願望を実現させた恐竜の島。商業施設『ジュラシック・パーク』誕生。しかし相手は恐竜。当然人間と分かり合えるはずもなく。そこでは多くの人間が死んだ。

そして2015年。「ジュラシック界の人間は過去から何も学ばないのだろうか?」と思わず突っ込まざるを得ない『ジュラシック・ワールド』としての再オープン。そして案の上大惨事。

 

そこから3年後。2018年。

誰もが立ち入る事は出来ず。正に『恐竜達だけの楽園』と化していたイスラ・ヌブラル島。

元々火山島であり。近年急激に火山活動が激しくなった。人間の間では「このままでは恐竜達が全滅する」「たとえ人工的に創り出した恐竜であっても、命に変わりはない。見殺しにするのか。」という論争が巻き起こっていた。

ジュラシック・ワールド』の元管理責任者であったクレア。現在は恐竜保護団体(=DPG)を率いる彼女は何としても恐竜達を救いたいと奔走する日々。そんな彼女は『ジュラシック・パーク』の創始者故ジョン・ハモンドの経営パートナーであったベンジャミン・ロックウッドとの面会をこぎつける。

「恐竜たちが十分に暮らせる島を所有している。そこに恐竜達を一部移動させてはどうか。」代理人ミルズを通じてのロックウッドの提案に舞い上がるクレア。

そして恐竜捕獲チームに、かつて恐竜たちの飼育員をしていたオーウェンを呼び寄せ。

クレア。オーウェン。DPGの社員。傭兵。彼らは再び『恐竜たちの島』へ降り立った。

 

13日の金曜日。公開初日。

「今日は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を観ないといけませんので。」職場で大々的に宣言。何としても定刻上がりを狙おうとし、そして無事夜の部に滑り込んだ当方。

「ジュラシック界の人間は過去から何も学ばないのか」と偉そうに言いますが。当方も人の子。やっぱりスクリーンで動く恐竜は観たいんですよ。ただ…。

 

前作『ジュラシック・ワールド』から現れたアイツ。あの…(震える声と手)巨大海洋生物恐怖症の当方が心底震えたアイツが。恐ろしくて。

劇場で流れる予告編で。「うわあああああああ」と心の中で絶叫する位の恐怖。アイツはあかん。絶対にあかん。

(世の中には当方の他にもこの恐怖症をお持ちの方、居られると思うんですがね。皆さん、どうしているんでしょうか?あの、昼のニュースとかで不意に流れる「~の海辺に今日、巨大海洋生物(大抵最大の哺乳類)がうち上げれていました」からの例の物体を画面に映し出すという暴力映像!あれは『これから流れる映像に不安を感じる方はチャンネルを変更してください』の前置き必要やろう!)

それでも…「アイツの気配を感じたらスクリーンからは目を逸らそう。」と固く決心し。迎えた幕開け。

 

「いや。まさか海のシーンからスタートするとは思いませんでしたよ。(震え声)」

 

お話自体は『ノアの箱舟』なんで。崩壊寸前の島から各種の恐竜を連れてくるという。ただ。その先が『ロックウッド邸』。つまりは離島からわざわざ人間達の住む世界に連れて来るという暴挙。

そして恐竜達に安住の地などは準備されておらず。

 

「だろうな。だからジュラシック界の人間は過去から何も学ば…。」繰り返す当方。

 

イスラ・ヌブラル島で。お決まりの恐竜達とのすったもんだ。加えてひっきりなしに吹き荒れる火山噴火。迫りくる土石流。人間同士の裏切り。全く飽きさせない、怒涛の畳みかけ。

そしてロックウッド邸で。恐竜VSロックウッドの孫娘メイジ―と主人公二人の鬼ごっこというゴシックホラー。これはこれでハラハラし。

まあ。何にも考えずに身を任せても、十分にジェットコースターに乗っていた呈になる今作。これはこれで楽しくはありますが。

 

「どうして恐竜を保護しないといけないの?」

 

どうしても当方には分からない。命を粗末にするな?詭弁も甚だしい。

人間を始めとする生物のヒエラルキーが崩壊する事案なのに?これまで人工的に創られた恐竜達にどれだけの命が奪われたか。恐竜を救う=人間を滅亡に追いやる事なのに。

火山活動で全滅ならそれはそういう運命なんですよ。

「大体、ジュラシック・ワールドがああいう大惨事になって。何故管理責任者のクレアが娑婆に居る?普通監督責任を問われて獄中生活しているよ。そして今回の行動もだ!あんたの取った行動は万死に値する!」憤懣やるかたない当方。なぜなら。

 

「何故なら冒頭のシーンで起きた事は最大級のインシデントだからだ!そしてあんた『ワールド内で生まれた恐竜には皆チップが埋め込まれているから追跡出来る』とか言ってたな!その機械を持ちながら何故恐竜たちがどこにいるのか終始監視しない?何も管理出来てないやないか!機械が壊れた?アホか!大元のサーバーがしっかりしてるんやったらそれに対応したデバイスを今すぐ沢山作れ!危機感無さ過ぎるねん!」「確かに、陸に住む恐竜は海を渡れないかもしれないけれど。空と海の連中は幾らでもあの島から脱出出来るやないか!ボケえ!」

 

巨大海洋生物恐怖症が過ぎて大混乱。最も恐れていたラストシーンに涙目。その後込み上げてきた怒りに思わずお口が汚くなってしまいましたが。

 

「もう駄目だ。ジュラシック界は。この世界そのものが『ジュラシック・ワールド』になってしまった。」なんという地獄。

 

恐らくまだ続編が続くのであろう『ジュラシック・ワールド』シリーズ。

当方も怖いものみたさの限界に挑戦する…と思いますが。

「管理責任者としての尻拭いがおかしい。頼むからクレアに鉄拳制裁を加えてくれ。」

そう心から願う気持ちが強くなってきているのも事実です。

 

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