ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「ランペイジ 巨獣大乱闘」

ランペイジ 巨獣大乱闘」観ました。
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2018年5月18日金曜日。ランペイジ公開日。当方にとってのXデー(職場の歓迎会)。

昨今の酒呑みに対する社会からの圧力。及び自身が他人との酒宴よりも自宅の一人呑みに安住の地を見出しており。酒に酔って自身では制御出来ないキャラクター(狂人)が当方及び人様を傷付けるのでは無いかと恐れ。

そして何よりも、その日の会場が、昔盛大に酔ったという気恥ずかしさから4年程足を向けなかった居酒屋。そんな事今回の幹事が知る訳が無いけれど…怒りと不安で迎えたXデー。

「今日は巨大化した動物が街を襲う事態をこの目に収めなければいけないんです」当方の悲しすぎる攻防も『全員参加』というパワーハラスメントに押され。

結果。いつもの『メニュー表の上から順番に酒を頼む(そしてその日も下まで完了)』という下品なオーダーをかましながらも「ウォーター」を随所に折り込む事で、何とか正気を保った当方。

 

翌日。這う這うの体で『巨大化した動物が街を襲う事態』を目に収めましたが。

 

「平たく言うと…5月病…ですか?心が骨折…」GW以降、心が折られる事案が小さく積み重なり。最早当方の心は踏み慣らされた麦畑。そうして最終この宴。

何だか無気力。当然通常業務には一切支障はきたしませんが、帰宅後の自炊も粗野なテイストとなり。毎夜ゴロゴロと布団に慰められる日々。(当方を温かく包んでくれるのはお前(布団)だけだよ!)そうして自堕落に過ごした1週間。

 

「さ。もうええ加減感想文いきますか」(勇気を持って布団から退団)

 

いやあ~。これ。予告での期待値半端なかったんですけれどね~。はっきり言うとB級どんちゃん騒ぎ映画でしたね~。(本当にばっさり)

 

(結局何を売りにしている会社なのかのかよく分からなかったけれど)某大企業の『遺伝子操作をし、巨大&凶暴化した動物を軍事使用する』という目的で、宇宙で秘密裏に行われていた実験が失敗。宇宙ステーション及びサンプルを積んで地球に向かっていたロケットは爆破。

その破片が地球、北米の一部に落下。そのサンプルから出た物体を吸い込んだゴリラ、狼、ワニが巨大化&凶暴化してしまう。

荒れ狂い、誰彼ともなく襲い掛かり暴走する三頭。逃げ惑う人々。

某企業は当然秘密裏に巨獣の回収を試みる。と言うのも彼等には巨獣の凶暴化を止める薬剤があるから。(巨大化については手立て無し)

巨獣を確保し、当初の目的通り研究続行。そう目論んで。遺伝子操作の内容を周知している某企業は巨獣に組み込まれた習性を利用し本社におびき出す。

ただただ無作為に暴れていた三頭は見事、本社に向かい始める。しかしそこはシカゴのど真ん中。

人類(アメリカ人)にとっての有事が始まった。

 

「え?」何度でも何度でも何度でも立ち上がり呼びましたけれど。声が枯れるまで。

「この薬剤は一本一個体にしか効かないんですか?そして個体差(主に巨大化)が凄まじいんですけれど。」

ゴリラ:ジョージ 12m/9t。
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だれもそう呼んでいませんでいたけれど。狼:ラルフ 26m/13t。
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最早これ一体何だ。ワニ‼:リジ― 16m/150t。
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「狼も空を飛ぶよな」何だって⁈(当方の心の声)

いくら何でもあんなに噴煙立ち上る地上にそんなに長時間ワニは居れんやろう!!。

そして一番元々のサイズがでかいはずのゴリラが一番小さいって。何この薬。元々の母体のサイズに反比例するんですか??

 

「まあ…ゴリラのジョージは主人公オコイエ:元軍人で霊長類学者のお友達という設定やから。ある程度のサイズに留めておいたという事だと理解していますよ」オコイエ舐めのジョージ、という絵面を成立させるにはあのサイズが限界かと。弱弱しく呟く当方。

「だって。だって。職業に貴賤は無いけれど…あんまり軍人から霊長類学者って進路ない気がするし…って言うか、ドウェイン・ジョンソン(面倒なんでロック様称)のビジュアルが全然学者然としていないし…寧ろ彼もまたゴリラやし。」
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(手錠を引きちぎる強さよ‼)

先日公開された『ジュマンジ』の。早くも続編かな?そんなキメ顔満載のロック様。

 

元々動物保護センターに居たジョージ。ゴリラ故当然言葉は話せないけれど。知能の高い彼はオコイエと手話で会話。心が通じていた。

そんなジョージが巨大&凶暴化。「俺ならジョージを止められる!!」そうして彼らを追うオコイエ。

「私はかつてあの会社で働いていたの。そしてあの薬を開発した」とんだマッドサイエンスト、ケイト博士の登場。そしてオコイエと合流。

「お前はクズだ」何故そんな風に言われなければいけないのか。そう思うラッセル捜査官。結構まとも。

 

巨獣が街になだれ込んで。街を。人を。生活を破壊しまくる中。まともに対応しているのはその3人のみ。アメリカ、まさかの軍頼み。

 

「日本を見習え!!かつて怪獣に何度も領土を踏み荒らされたあの島国を‼国の有事と直ぐ様判断。国家を挙げて対策本部を設置する俊敏な対応力を‼」立ち上がる当方。(心の中で)

 

「アメリカンよ!!これは戦さやぞ!!『KAIJYUU いいなあ~。街をぶっ壊されたいな~』って思うのは自由やけれど、出したなら出したなりの収束の仕方を考えろ!!少なくとも奴らは軍の攻撃ごときではびくともしない!!犬死!!そんで元来その拮抗薬云々は笑止の案件な‼結局巨獣同士のバトルロワイヤルって!!当方がシカゴ市民ならどこか別の所でやってくれって言うよ!!後アメリカンお決まりの『件の最終兵器を落として事態を収束』って思考、原水爆禁止の思想の持ち主からしたら不快でしかないから!!あんた達、第二次世界大戦から何を学んだんだ!!」

おっと。怒りの方向が危険な方向に向かいましたが。

 

「いいんですよ。ただただ大きな獣が何かを破壊している絵面を観たいんですから。」

そうして穏やかに受け入られる人にはその広大な心の海で飲み込める作品。ですが、心が多重骨折しまくっていた当方は一々いちゃもんを付け続け。

 

「最後に言う。もし当方がシカゴ市民なら、あいつがどんなに良い奴になったと言われても殺処分を要求する。そして下品な手話(ジェスチャー)してんじゃねえ!」

 

1週間のリハビリ期を経てみると、一体何故そこまでカリカリしたのか分からなくなってきましたが。

何だかんだ結局、楽しく観たんやなあ~と振り返るばかりです。