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ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「ちはやふる 下の句」

ちはやふる 下の句」観ました。

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上の句。高校入学と共に再会する幼なじみ。それはかつて一緒にカルタで繋がっていた仲間。
チームを作り、カルタを取っていた3人。きらきらした日々。なのに、一人が引っ越した事で疎遠になってしまった関係。
でも、ずっと諦めずに競技カルタを続けていたヒロイン。
その熱意に押され。集まる新しい仲間達。深まる友情。…そして競技カルタ界のレベルを疑う、創立すぐのカルタ部が所謂インターハイの前哨戦で、東京代表まで駒を進め。

…という前半。怒濤の畳み掛けスポ根+対象とする女子中高生だけでなく、成人…最早中年男性までをもキュンキュンさせた青春映画。の後半。

結局、公開から大分経ってしまってからの鑑賞。

月曜の朝イチという、最も集客の見込めない条件でありながら。

「あれ?学校はどうしたのかな?」という若き女子達と「あれ?お仕事は?」というサラリーマンに囲まれる当方。

まあ。そんな疑問やモヤモヤはさておいて。下の句の感想ですが。


「続編決定かあ…。ここで止めとけば。」

上の句の疾走感からしたら、やっぱり減速は否めなかった下の句。(当方比)

スポ根と共に語られた、THE 少女漫画原作。「ラブ要素」

上の句では、主人公の千早と、彼女に想いを寄せる幼なじみの太一。その太一のいじらしいまでの片思い。…何故なら千早は一緒にカルタをしていて、そして引っ越していった新に恋をしているから。そして、如何せん遠距離な新。

という、ちびくろサンボのバター虎みたいな。片思いの輪をぐるぐるしている…様に見えたんですよ。ですが。

下の句のテーマ?「個人対仲間の力」「何の為に。誰の為にカルタを取っているのか」「もしスランプに陥ったら思い出せ。自分が一番カルタを楽しんでいた時を」

かつて組んでいたカルタ仲間の新が、カルタから離れようとしている。彼のカルタスペックは最強レベルで。そんな彼に憧れ、引っ張られていた主人公のヒロイン。だから彼にはカルタを辞めて欲しくなくて。また一緒に3人でカルタを取りたくて。

だから、自分が強い相手に勝てば。その姿を見せれば新はまたカルタへの想いを取り戻してくれる。またあのきらきらした日々が戻ってくる。

立ちはだかる相手は本当に強くて。だから勝ちたくて。
だから必死に練習をする。

過去に囚われて迷走するヒロインの姿。それは、彼女が今やっと手にいれた「現在の仲間」との関係性から解離していってしまう事で。

新への恋!というよりも「かつて3人でカルタを取っていた楽しい日々を取り戻したい」という事に執着するヒロイン。という様に見えた下の句。

上手く作っていたとは思うんですよ。

確かに強いんだろうな~という、孤高でぶれないカルタクイーン。その徹底した個人主義

そして、散々ヒロインにないがしろにされた弱小チームメイトの地味な成長。絶対に受け止めてくれる柔軟性。完全にいい奴に舵を切った「机くん」の柔らかいトーン。「肉まんくん」の良い感じのムードメーカー。「カナちゃん」の可愛らしさ。
好きにならざるを得ないチームの皆様。

上の句では、ただひたすら千早に恋焦がれていた太一の部長然とした態度。

文句は無い…はずなのに。


恐らく、当方のキャラクター問題なんでしょうが。

「凄い力業で押しつけてくるなあ~。」

ぐいぐい来る女子が駄目なだけなんでしょうかね。

カルタから離れたい。仕方ないじゃないですか。各々事情がある訳やし。

「そんな~時代も~ああったねと~笑い~合える~日が~来るわ~。」

かつて同じものに夢中になって。一緒に泣いて笑って一生懸命だった。それは本当に大切な宝物ではあるけれど。

それを続けたり続けなかったりは個人の自由ではないかと。戻る判断だって。

やっぱり続けたいと、戻るのだって自分のペースで考えたい。なのに迫ってくるヒロイン。

それも「あの時楽しかったじゃない!」の一点で。そのかつての記憶の持ち出しで。

「結局、どうしても好きなら…。今は距離を於いて休んだとしてもまた戻るよ。…だから、がちゃがちゃ言うなよ。」

残念ながら当方がそういうスタンスなんで。諸手を上げてお話に身を委ねられなかったですね。うるさくて。

後ね…。

当方の職場最年少男子(21歳)がね。新にそっくりなんですよ。

カルタ名人の孫で。驚異的な強さを誇ったチームメイト。そして今カルタから距離を置こうとしている。新。

「何だい何だい。大丈夫かい。そんなおいおい泣くもんじゃないよ」

余りにも、多項目的に似すぎて混乱する当方。集中出来ず。

「後ね。眼鏡くんとか呼ばせる位なら、眼鏡には度をいれて貰えませんかね。」(キッパリ)

確かに多くの引き出しを見せながら。続編製作可能ではあるとは思いましたが。

「やらない方が綺麗に終われる。」

そう思えて仕方がないです。