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ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「ヘイトフル・エイト」

「ヘイトフル・エイト」観ました。


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タランティーノが仕掛ける、密室ミステリー」というキャッチフレーズ。

タランティーノ。変態やなあ~。」
一足先に観た映画部部長からの活動報告。

「変…態?」

変態映画部門を得意とする当方。どないなもんかいと観に行ったのですが…。

「これは変態映画ではない。」(余事象
当方の言う変態映画を舐めてはいかんぜよ!

むしろ、タランティーノって完全な陽なんですよね。振り切り方が分かりやすいし。

そんな当方のもやもやを、お久し振り当方の心の中の男女キャラクター、昭(男)と和(女)で語ってみたいと思います。
舞台は静かな薄暗い酒場で。

(昭)「タランティーノの新作と聞くと、毎度わくわくして期待してしまうね。」
(和)「男子が大好き三大監督。ギレルモ・デル・トロ黒沢清。そしてタランティーノ。(敬称略)」
(昭)「確かに。多少粗があっても許せるし。」
(和)「良く言えば少年。はっきり言って童貞。お化け。チャンバラ。怪獣。ロボット。ドンパチ。そういうのが見れたら大満足。多少?結構作りは雑でしたよ。」
(昭)「男ってそういうもんなんだよ。」
(和)「そしてヒロインの扱いも最悪。そしてその時の男たちの表情。」
(昭)「閑話休題。ところで、今回のミステリーって、一度観てからまた見返したらキャラクター達の表情とか言葉が違って感じそうだなあ。」
(和)「ミステリーったって。あれ、少年マンガの探偵モノみたいな感じじゃない?卑怯な登場。実はあんまり意味の無い前半のダラダラ。例えば、少年探偵マンガの実は大切な人を殺されたからとか告白する犯人とか。全員がグルとか。そういう類いの後付けエピソードが満載。観客に見せていない所からの新事実。…それって、ご都合主義じゃない。そっか。もしかしたらあの小屋には、金田一一族とか、蝶ネクタイの眼鏡少年が居たんじゃないの?」
(昭)「居なかったよ!」
(和)「何であの雪山エピソードだけ映像にしているのか。あのオチのサミュエルジャクソンの表情。まさにタランティーノのしてやったという感じ。でも、女子からしたら大したインパクトではないのよね。」
(昭)「それは性差ではなく、固体差やろう。確かに…まあ、全体を通して緻密さに欠けた印象はあるかなあ。」

(和)「散々悪趣味で引っ張って、なのにラストシーンだけバシッと決めてみる。」
(昭)「結局は好きなんやろう?」


黒人をニガー呼ばわりし、差別主義もばんばん織り混ぜながら、でもそこには何の意味も無い。西部劇っぽい事を匂わせながらそうでは無い。密室ですら無い。

ただただ、タランティーノの好きなモノを盛り込みまくったオタク作品。でもそれは毎度のこと。

そして、ラストシーンで何だかいいものを見せられた気分になって。

(和)「本当に憎たらしいんやから‼」