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ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「フレンチアルプスで起きたこと」

「フレンチアルプスで起きたこと」観ました。


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ハイソな家族。ビジネスマンでなかなか家族と過ごせない父親。美しい母親。幼い姉弟。

彼等は休暇を利用し、5日間のスキーリゾートへやって来た。


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楽しい休暇となるはずだったそれ。しかし、2日目のランチ中に起きた雪崩によって、幸せなはずの家族にも危機的状況が起きてしまう。

「これは…。下手なカップルで観たら、飛び火でケンカになるな。」

当方の脳内昭和男女キャラ、昭と和に、擬似カップルとして感想会話していただきたいと思います。(言語は関西弁です。ご了承下さい。)

昭「寒い…。夏やのにな~。映画館もちょっと空調も効かしすぎていた感じ。冷え冷えしたわ~。」

和「うん。そういうのんびりした話はどうでもよくてな。しっかし、あの旦那の情けない事。がっかり。」

昭「直球で来るよなあ。でも、あれはもうどうしようもないんとちゃうの。とっさに取ってしまった行動なんやから。」

和「いやいや。それもあかんけれど。だけじゃなくて。あの旦那、やらかした後も無かった事にしようとしてたやん。証拠を見せんかったら、ずっと自分の都合の良いように記憶も改ざんしようとしていたやん。あのしれっとした態度。」

昭「許してやってくれよ~。大体、誰もケガ一つしてなかったやん。」

和「そうやって、へらへらと話をすり替えるのも腹立たしい。そして、女はスキンシップで機嫌が取れると思っているのも腹立たしい。論点をずらすなと。」

昭「いやいやいや。それを言うなら、あの嫁さんのいけずな態度。ねちねちと何時までも嫌な感じやし。大体、家族の話を何で他人が居るときに持ち出すのか。あんなん、こっちの立場無くなるやん。雰囲気ぶち壊しやし。」

和「じゃなきゃ、話し合いにもならんからやんか~。二人やったら話する気ないやんか。」

昭「結局、許す気も無いし、何回も蒸し返して何を言っても納得しないやん。…はいはい。もう悪うございました!こちらが悪者です!最低です!それで満足?」

和「腹立つう~。」

はい。ありがとうございました。

というように、非常に観方に男女差が出る作品だなと思いましたね。

あの夫婦の持つ、ハイソな雰囲気とインテリジェンスやプライドが、また話をおかしくさせてしまう。

(雪崩直後のテラスにて)
昭「ごめん!俺、逃げてもうた!皆大丈夫?」

和「最悪~。ほんまにびっくりしたし、怖かったやんか~。」

昭「ごめん!あ~びっくりしたよな~。ほんまにごめんな~。」(と言って妻子をハグ)

(他人と話している時)
和「その時、この人逃げてん。」

昭「実は…せやねん。びびりやからな。けどな、もう今後は誰も見捨てへんから。」

和「どうだかな~。」(笑)


どうでしょうか。当方はこれがベストアンサーだと思うんですがね。

起きてしまった自然災害。どうしようも無いし、そこで直感的にとってしまった対応も仕方無い。

「俺なら逃げない。家族を守る。」

綺麗事ですが。所詮机上の空論なんですよ。現実に勝るもの無し。

「女は逃げないわ。これは男の問題よ。」

そうなんですよね。これもまた仮定ではありますが。「我が子を前にしたら母親は逃げない」はほぼ間違いないと思うんですよ。

とっさに取ってしまった己のカッコ悪い行動に、一番動揺しているのは男。
でも、そんなの認めたく無い。放っといて欲しい。やいやい言わないで。

そこをそっとはしておけない女。
そして、そんな時に理詰めでがんがん相手を問い詰めてしまうのも女。
そして、相手を試してしまうのも女。

なかなかの攻防戦。

冷ややかな山から降りた彼等。彼等はこれからどうなるのか…。



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何故かだか、ゴーン・ガールを思い出して仕方ありません。