映画部活動報告「世界の終わりのいずこねこ」
「世界の終わりのいずこねこ」観ました。
2011年に起きた、原因不明のパンデミック。それによって東京は壊滅。人類は木星に脱出した者と、大阪に「関西新東京市」を建設し、移住した者とに別れた。
そして2035年。
地球に残った面々は、近く隕石が襲来する事を知っており。
そんな終末感漂う中。主人公のイツ子はいつも通りに動画配信をしていたが…。
まず始めに、重要なお断りをさせて頂きます。
当方には、全く地下アイドルに対する知識も、理解も、寄って配慮もありません。なので、不適切な発言がこれから連発する可能性が多大にあります。
先だって、お詫び致します。
さて…。
いずこねこがまず分からん。いずこねこファンにとっては感涙ものらしいのですが…如何せん。
これは今作には限らないのですが。
そもそも「何で世界の有事を救うのが少年少女なのか」という不満。かねてからの少年少女漫画的なレギュレーションが好かんのですよ。おいちゃんは。(唐突なおいちゃんキャラ出現)
大人の人生経験と知恵を舐めるなよと。
そして、「何でそれがイツ子なのか?」というのもよく分からん。伝説やから?運命?…甘いなあ。
「貴方の配信のクオリティーがどうのこうの」
と、Perfumeみたいなお姉さんは仰っていましたがね。…そうですかね?
「何で貴方みたいな奴がこの映画を観たんだ。文句を言うなら観なければ云々」
その様に、ファンの方々には言われそうですが。
「正直、最近の女子モノに括られていた流れでの鑑賞」と「蒼波純が気になった」と弱々しくお返しするしか…。
今回も、ぎりぎりな棒演技と透き通った存在感で魅せていました。一体幾つまでこういう感じでいけるのか…。段々と彼女を見届けないととか思う当方です。
でも…。ファンじゃなくて、ただの映画好きだって、たまたまですがこういう映画観てもいいじゃないですか。
でも、そりゃあファンとしての加点は無いし、淡々と感想は言いますよ。
大好きなアイドルを「成る程こいつは凄いわ」と一般に思わせるなら、それなりの説得力をもたせる世界が必要で。
しかも、それはマイナーであればある程、それの得意とする世界で勝負してはいけないんやなあと。
でないと、ただの内輪受けでしか無くなる。
…と、好き勝手な事を言いましたが。
イツ子。歌上手かったですね。
当方は、あの手のダンスがよく分からないのですが「キレキレに踊れるなあ!」と惚れ惚れしました。
決してメジャーでは無いけれど、応援したい何かは、当方にも(アイドルではありませんが)ありましたし、熱くなる気持ちは分かります。
「世界が終わる時、当方は地下アイドルのネット配信は見ない」とは思いますが、個人の価値観は自由で誰にも規制させれれるいわれは無い。
一概に切って捨てるのは間違い。…でも、観る人も解る人も選ぶ作品やろうなあ~と思いました。
後ね…。最近の「府から都へ」だけで揉める大阪府民が「関西新東京市」は絶対に受け入れる訳が無い。。
それだけははっきり言える映画でした。