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ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「でーれーガールズ」

「でーれーガールズ」観ました。


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岡山県発の映画。
山口百恵引退報道に揺れる頃。
1980年。東京から引っ越し、岡山県の女子高に入学した主人公。
彼女には彼氏との逢瀬と、それをノートに漫画化するという楽しみがあった。
新しい環境で馴染めない主人公。そんな時、クラスメイトのクールな美人がたまたま主人公の漫画ノートを見てしまう。
全く馬鹿にする事無く、楽しんでくれる彼女。近付く二人の距離。

しかし決定的な決裂によって、別れる二人。

そして30年後。漫画家として大成した主人公、母校からの招聘で懐かしい場所に戻るが。

ご当地映画やとあなどるなかれ。当方はぼろぼろ泣きました。

岡山県て。正直、馴染みも無い。敷いて言えば、「岡山県出身の元ヤンキーを一人随分と知っている。」というだけ。

1980年に高校生ではありませんでしたが、「あ。分かる。」というとっかかかり。チエンリングを部屋の電球の紐にする。ラジオをテープに録音する。スプレーして前髪をくるくるドライヤーで巻く。全部知ってるし、見たことある。

またね…主人公の漫画ノートの絵柄が初期の「ときめきトゥナイト」なんですわ。つまりは、当方の勝手な脳内変換では、主人公の女子高生は「池野恋先生」なんですわ。(勿論、作中では一言もそんな事言っていません)

「あの子は元ヤンキーじゃけえ。」と初め言われていたクール美人。その途端に、「当方が聞いた事のある、岡山県のヤンキー事情」がことごとく邪魔をする現象。

池野先生の鞄が分厚いと、教科書やらを抜くクール美人。岡山弁が聞き取れなかったけれども、「鞄をなめしてペチャンコにする」みたいな自慢をした時。

「そしてその鞄に、人を殴る為の鉄板を仕込む訳か。」とにやついてしまいました。

てな事をおちょくって書いていたら、きりがありませんので。

1980年と16歳という、どうしようもないカッコ悪さ。永遠やと思っている、なんてことない毎日の儚さ。


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また、クールで美人なはずの友達がびっくりするくらいに不器用で純粋ですからね。もう抱き締めたい位に。

取り返しがつくはずの、取り返しのつかないすれ違い。

でも…本当に取り返しがつかないと言う事はどういう事なのかという厳しさ。

正直、ここまでしなくてもいい様な気はしましたが…。

最後に山口百恵が流れた時、初めて山口百恵で口を押さえて泣く当方。

涙目で聞いたのに、「パンフレットは作っていません。」という…。勿体無い。
正直、早くも大阪では今現在一日一回上映になっているんですよ。岡山県ではまだまだやっているかもしれませんけれども。

勿体無いな~。本当に勿体無い。

ところで、好きな男子について「…でもね。笑顔がすっごくいいんだ。」とはにかむ声でのナレーションが流れた時。

もう、当方は随分遠い所に来てしまったんだと思いました。


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