ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「リトルフォレスト」

「リトルフォレスト冬春編」観ました。


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去年やっていた「夏秋編」。映画館で見逃しかけていた所を、塚口サンサン劇場で何とか拾い。そして、帰宅途中で原作漫画を即買いし。

東北のコモリという田舎集落で一人暮らす20台のいち子。彼女のくらし=育てて食べる。を軸に、一年間と彼女の変化を描く作品。

いち子は、母子家庭なんですが高校生の時に母親が失踪。自分も一旦は都会に出たけれど、合わずに帰って来て田舎暮らししてるんですね。

まあ…実際には、20台の女性一人でこんなスノッブな生活は出来ないと思いますよ。

やのに、幼なじみやら後輩やらは「貴方は人と向き合っていない」だの「逃げて来た」だのうるさいんですよ。

正直、こんな限界集落に、ましてや一人で住もうっていうだけでも大変やし…自分が何でここに住んでいるのかって、触れて回らないといかんのかい。近い人間やから何言ってもいいんかい。あんた達は地元で暮らすのにどんな大義名分があるの…。(後輩男子は色々考えているって出ますけれども)て言うか、所詮他人やないの…。何て当方は思いますけれど。

まあ、そこには…またしっくりしない回答が用意されていますけれども。

でも、この映画のメインはそんな所では無いんです。

もう、次々と繰り広げられる手間料理。

パンだってストーブで焼くし、て言うか米も自分で作るし。朝ごはんや昼御飯を庭の畑から調達。山から山菜を積み、冬ごもり用の食料を自製。

もう、目眩く目の保養…。うっとり。

ああ…やっぱり…美味しいは正義やなあ…。

橋本愛は「告白」の美少女インパクトが凄かったので、どうしても近年は「あ…何か大きくなってきてる」とは思いますよ。今回も全然スタイリッシュにも可愛くも撮れていない。でも。

「どんぶり飯を食べる橋本愛の肌のピカピカした事」

と言う健康感はよく伝わりました。

あの料理を作るシーン。もうメインストーリーはいいから、ただそれだけを30分位の枠で定期的にテレビとかでやってくれんかなあ~と思ってしまいました。