ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「チャイナタウン」

午前10時の映画祭「チャイナタウン」を観ました。


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1974年。主人公の私立探偵は、水道局部長の妻から夫の不貞調査を依頼される。
堅物で生真面目な部長は、水質調査にかかりきり。
そんな部長が若い女性と会う姿を写真に収めた探偵。しかし、妻にのみ伝えるはずのその写真は大々的に新聞に報道される。その後すぐ現れた部長の妻。しかし、彼女は初めに不貞調査を依頼した女とは違い。そして直後、部長の死体が発見される…。

粋。ですわな~。

飄々とした私立探偵。夏にジャケットと帽子を常に着用。ミステリアスな未亡人のエレガントさ。引かれ合う二人。


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一個人の浮気云々という問題から始まるけれども、バックで起きている事はもっと巨大で。老人ホームのシーンなんて、ぞっとしますからね。

130分強の長さ。下手したら眠たくなりますが、意外に伏線が張り巡らされているなあ~。と思います。
まさかのあの冒頭の人物が?!とか。

後味は全然良くないんですけれど。…無理矢理なハッピーエンドよりよっぽどスッキリ入ります。

しっかし。ジャックニコルソン。格好いいなあ~と。

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しみじみ。

後、「午前10時」な内容では無いですわなあ~。これ。大人時間でしょう。