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ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「ジャッジ 裁かれる判事」

「ジャッジ 裁かれる判事」観ました。

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ロバート親子が親子を演じる。都会に住む、いけすかない弁護士の息子。母親の死によって帰った田舎。長年地元で判事をしていた父親。最愛の妻を弔ったその夜起きた父親の自動車事故。

しかし、それは果たして本当に事故だったのか。

これは…。もう泣くしか…。

鉄壁の背中を見せていた父親の老いる姿。これは、父と子のストーリーの中でも最も鋭く抉るやつですわ。

上手く飲み込んで、同調してくれれば、こんな大事に至らずに事故で納められるのに、頑固過ぎる父親。でも彼にも守ってきたものは沢山あるわけで。

父親を守る為には、父親を引きずり降ろさないといけない苦しさ。

結局、父親への強い承認欲求を持つ息子と、無器用過ぎて伝わらない愛情を持つ父親のぶつかりあいですわ。重松清ですわ。

地元でずっと支えてきた長男と、優し過ぎる三男。本当に良い兄弟なんよなあ。陳腐な表現やけれど。

「兄さんにも弟にもハグする癖に俺には…。」って前半言ってましたけれども。

そこでハグするのは容易くて…。でも、父親はしないんよな。それをするのは容易いのに。

意外とコミカルなシーンもあって、重苦しくはならないのですが。この重ねて押し寄せる感情。

「ビックフィッシュ」に近い気持ちで終えた感じがしました。