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ワタナベ星人の独語時間

所詮は戯言です。

映画部活動報告「百円の恋」

「百円の恋」観ました。



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32歳。お弁当屋の実家に寄生しつつ、完全なニートの一子。ぐだぐだと暮らしていた彼女は、半ば追い出される様に一人暮らしをする羽目になり。
一目惚れした、引退間際のボクサーの狩野との恋。
どん詰まり過ぎる現状と、じきにボクシングに目覚めて、変わっていく一子と…。

心の中の昭和コンビ。「昭(あきら)と和(かず)」がやんややんや。

(昭)そりゃあ、こんな彼女は男は好きに成らざるを得んわ。安藤サクラプロすぎるわ~。

(和)そりゃあ、こんな無骨な新井浩文が現れたら、心持っていかれるしな!男は結局、雪駄ばきで自分勝手で…でも乳首触ってって言う、かわいこちゃんの勝ちよ!

何かとっ散らかりましたが、つまりは泥臭さの美学みたいな事を感じたんです。

安藤サクラは、「愛のむきだし」が私的には初で、ずっと「不細工故の無敵さで女優という狭い枠から出られる彼女の強さ」という失礼極まりない認識をうっすら感じていたんですが。…認識を変えざるを得ない。だって、最近の彼女。段々可愛く見えてきているもの。

て言うか、歳を取ってくると、見た目の小綺麗さや、隙の無さよりも、泥臭く一生懸命頑張っている人間の方が抱き締めたくなるんです。

ただ、安藤サクラの頑張りは評価しつつも、結局あの店の問題はどうなるのか、そして狩野の消化不良感は否めないです。

だって、正直あのうっとおしいおっさんも、廃棄のおばちゃんも、否定的な目でしか見てないから…。即通報。自分なら。
て言うか…治安悪いなあ。あの町。
狩野も一体これからどう生きていくつもりなのか。「捨てがたき人」みたいになるとしか…。

冷静に考えると、あの二人の腐れ縁は、結局は幸せになれるんやろうか…。

劇場ではうるうるとなりながらも、とぼとぼと一人、悶々と考える帰路。